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土曜 日本語クラス ニュースレター 12月号

1: クラスI  担当 大関
2: クラスⅡ 担当 高倉
3: クラスⅢ 担当 梅畑
4: クラスⅣ 担当 山田
5: クラスⅤ 担当 大田
6: クラスⅥ 担当 坂本

12月のトピック:クリスマス

11月10日の据石和さん(http://jasakura.com/Kaz/)のお話会に続き、12月1日には習字(クラス3以上)12月8日には茶道師範によるお点前披露(全クラス)1月5日にはお書き初め(クラス3~5)の時間を設けます。
子どもの年齢なりに“日本”を身近に感じ大切に思う気持ちを育みたいものです。
ぜひ、これらの体験について、ご家庭でも問いかけてあげて下さい。なお、お習字の作品は新年のお餅つき会場に掲示します。

クラスI  担当 大関

お茶の先生のお話に耳を傾けます。落ち着いて行動し、ご挨拶をします。
具体的な学習目標
・正しい姿勢で鉛筆を持ち、しっかりとした筆圧で文字を書くことができる。
・クリスマスの由来を知りクリスマスを喜んで迎えることができる。
学習活動
・学習したひらがなを使って、クリスマスカードの作成。
・クリスマスの歌をリズムに合わせて体を動かしながら、楽しく歌う。
表現形式(文法)と語彙
・「さ,し,す,せ,そ」の付く言葉集めと、その言葉の正しい筆順と丁寧な書き方

クラスⅡ 担当 高倉

お茶の先生のお話に耳を傾けます。落ち着いて行動し、ご挨拶をします。
具体的な学習目標
・今までに学んだ言葉の決まりを取り入れた、簡単な文をつくることができる。
・短い手紙やカードを書くことができる。
学習活動
・クリスマスカードづくりを通して、メッセージが書けるようになる。
・絵やカードなどを使って、簡単な文をつくる学習をする。
表現形式(文法)と語彙
・~さんへ,~より
・「わ」と「は」,
 「お」と「を」,
 「え」と「へ」 など

クラスⅢ 担当 梅畑

お習字やお茶の体験をとおして、文字を丁寧に書こうとする心を育てます。
「漢字の学習-小1」を教材として利用します。クラスで実際に使用した言葉や漢字をマスメの中にバランスよく書けるように、繰り返し宿題に出します。

具体的な学習目標
・クリスマスの本当の意味を知る
・習字やお茶のお手前を体験する。
・クリスマスカード作り(折り紙)
・大震災にあった子供たちへの手紙
・大根の観察
学習活動
・降誕の話を聞く
・習字で書く、お手前を頂く
・クリスマスカード
 送られてきた手紙を読んで手紙を書く
・各々の観察日記
表現形式(文法)と語彙
・イエス様
・お正月
・折り紙の言葉
・本葉・双葉・センチ

クラスⅣ 担当 山田

「漢字の学習-小2」の上巻と下巻を教材として利用します。クラスで実際に使用した言葉や漢字が身につくように繰り返し宿題に出します。
鉛筆と消しゴムのようには“消すことができない”お習字体験は、日本文化に親しむだけでなく、児童の集中力を育てる効果もあります。
宿題のときに「お習字のように丁寧に…」と声をかけてあげてください。

具体的な学習目標
・墨と筆を使い半紙に文字を書くことができる。
・日本語でクリスマスの歌を歌うことができる。
・折り紙で図形の言葉を使うことができる。             
学習活動
・日本の伝統文化である「習字」の体験
・伴奏に合わせてクリスマスの歌を人前で歌う。
・クリスマスカード作り。
表現形式(文法)と語彙
・巳(干支)
・ジングルベル,赤鼻のトナカイ。
・三角形,四角形,半分,正方形,長方形,点,線

クラスⅤ 担当 大田

「漢字の学習-小3」の上巻と下巻を宿題として出します。漢字を表意文字としてとらえ、音読みと訓読みがあることを把握するとともに漢字に慣れ親しみます。
部首とツクリに着目した漢字学習は効果的で、お習字体験はその助けにもなります。低学年で漢字の上下左右のバランスを意識させ、中高学年で部首とツクリに着目させるお習字体験は日本伝統の学習にとどまらず漢字学習にも効果的です。

具体的な学習目標
・相手を思いやっての手紙を書くことができる。
・片仮名の正しい表記を確かめることができる。
・日本語の語彙を英語で確認できる。
・文章を書く際、句読点を正しく使える。
学習活動
・東日本大震災の被災地の子ども達にクリスマス・カードを書く。
・お習字の体験学習を通じて、漢字の筆順の重要性を確かめる。
・お茶のお手前学習を通じ、日本の伝統文化を学ぶ。
表現形式(文法)と語彙
・お茶のお手前学習を通じ、茶道に関する語彙を学ぶ。(抹茶茶碗、茶杓、懐紙など。)
・クリスマスカード作成を通じ、手紙の書式を学ぶ。
・「決して・・・・しません。」などの言葉の組み合わせ(副詞の呼応)を学ぶ。

クラスⅥ 担当 坂本

11月の授業内容と学習目標
・11月3日:アメリカの現地校でも学習した俳句や、“いろは歌”を参考に英語と日本語の音の数え方の違いを確かめ、七五調に親しみました。←表音文字としての仮名文字の特徴理解
・11月10日:朝9:00~10:00に和ママ(Mrs. Kaz Suyeishi)の体験をうかがい、健康や平和のありがたさについて考えました。←日本語質疑応答の体験
・11月17日:松尾芭蕉の「おくのほそ道」のルートを見ながら、俳句が作られた江戸時代(1700年ころ)の旅の様子を調べました。←江戸の暮らしと旅を知る。
 さらに、「天声人語」の米大統領選挙のコラムを日本語と英語で読み比べました。
★このクラスでは http://jasakura.com/apj/ の410漢字を使った短文作りを宿題にしています。実際の学習記録や宿題の詳細はhttp://www.jasakura.com/k/2012/ を参照してください。
★12月の書道体験は、「もしも筆と墨と紙がなかったら?」という問題提起で教材にします。
(メソポタミアのような粘土板と楔文字とは異なる仮名文字に興味を持たせたいものです。)
★お手前体験は日本文化の成り立ちに結び付けます。室町時代の銀閣に見られる畳と棚などの作り,日本文化のルーツ,墨絵などにつなげて日本文化の教材にします。
★これらの体験と知識を結びつける教材としてクラスで利用しているhttp://jasakura.com/nihonshi/nenpyo.htmは“こどもの家”のオリジナルサイトです。